俯瞰を行わず、直近必要なタスクだけに焦点を当てるやり方。
逆のやり方はワイドアプローチ
ポイントは「物理的に」直近だけ見えるようにすることである。たとえばデイリータスクリストにタスクが31個あるとき、何もしなければこの31個を俯瞰することになる。俯瞰だと目に入ってうざいとかつらいといったこともあるだろう。そういうときにナローにする。タスクをセクションに区切り、今のセクションだけ表示させる、という方法はわかりやすいだろう。朝行うタスクが7個あり、今が朝なのであれば、その7個だけ表示すればいい。残る34個は、朝の後に見ればいい。こうすれば、自分の視界に入る対象を局所化できる。ナロー(Narrow。狭い)にできる。
デイリータスクリストもナローアプローチと言える。この一年、一ヶ月、一週間のタスク全部を表示するよりは、一日に絞った方が易しい。
実例
予定のジャンルでは既に実例がある。MacアプリのNext Meetingはそうであろう。このアプリは「次の予定まであとn分です」だけ表示する。カレンダーで予定全部を俯瞰するのではなく、直近1予定だけを表示しているのである。
「Next Meeting」をMac App Storeで
タスク管理からは離れるが、整理術のジャンルでも実例がある。43 Foldersだ。これは12個の月フォルダと31個の日フォルダを使って、書類を「直近一ヶ月のどの日で処理するか」を決める(一ヶ月以上先ならその月のフォルダにぶちこんでおく)。これは、日単位の入れ物が当月にしかない(翌月以降は日単位の入れ物を用意しない)という意味で、一種のナローアプローチであろう。本来365個必要なフォルダを、43個にまで削減しているわけだ。
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