建築は現実の物理世界のみを相手にし、かつ歴史も長いため計画を組みやすい。
これに対するのが、たとえばソフトウェアで、ソフトウェアの世界は本質的に複雑である。ウォーターフォールと呼ばれる計画至上なやり方が廃れ、アジャイルと呼ばれる現実的試行的な潮流が現れたのは必然であろう。よくわからない方も、ソフトウェア・アップデートという概念はご存知であろう。建築において「不具合があったので立て直します」を何度も行うのは問題外だと思うが、アプリでは平然と行われている。これも、ソフトウェアの世界が本質的に複雑であるがゆえに、こうするしかない(問題を未然に防げないので起きてから対処する方式を取る)というわけである。
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