フィルタリングは、ただでさえ難しい営為である。
分類系属性であれば、あなた自身があなたの言葉で定義できる。しかし分類の便宜「も」持つ属性では、それができない(分類系属性自体ではないのでユーザーが編集できる余地が用意されていない)。よって、ツールが用意した観点や値をそのまま使うことなるわけだが、それはあなた自身が定義したものではないため、定着しづらい。
そもそも、フィルタリングは元から定着しづらいものだ。あなたが「ABC案件に関するタグには "ABC" タグをつけよう」と決めたとしても、後日それを覚えているとは限らない。あるいは、「電話系のタスクには "連絡" タグをつけよう」というルールと干渉して、「"ABC" はついてないが "連絡" はついてる」なんてことが起きるかもしれない(当然 "ABC" でフィルタリングしてもそのタスクはヒットしない)。人間は忘迷怠する生き物だし、あなたはただでさえタスク管理をしている。ここに分類の管理も加わるのだ。(よほど厳選され定着した分類項目数個ならまだありえるが)基本的には無理ゲーと言える。
ただでさえ手強いのに、あなた自身の定義も使えないという二重苦――厳しい現実が待っているわけだ。
もちろん、人の努力は無闇に止めるものでもない。あなたが挑戦したいのであれば、止めはしない。おそらく挫折するか形骸化するだろうが。
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