元はIT用語であり、技術的な知識とは何ら関係がない私見や思想を揶揄したもの。
IT界隈では技術が正義とされており、個の意見や思想にさして価値はない。技術で(実際に動くソフトウェアか、役に立つ技術文書で)語るのがカッコよく、言葉で語るのはダサいという価値観がある。ポエムとは後者に属するものを「詩じゃあるまいし」と揶揄した表現である。
文学や感情に対する反発――よりストレートに言えばアンチテーゼも持つ。ITは、厳密に論理によって動く世界であり、それゆえ心地よい。この心地よさを乱す因子は害悪なのだ。この心地よさに溺れ、現実の曖昧な機微を避けるITエンジニアも少なくない。
現代用語としては、その人の私見を(しばしば長文と熱量を伴って)述べたもの、とでも言えようか。
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